パリ五輪のメンバー18名に選出されたシント=トロイデンのMF藤田譲瑠チマ。

ナイジェリア人の父親を持つ22歳のMFはこのチームのシンボル的な存在であり、U23アジアカップではキャプテンを務め日本を五輪出場と大会制覇に導いた。

本大会でもその活躍が期待されるところ。8日の取材では「優勝を目指して頑張りたい。いまシント=トロイデンはキャンプ中ですけど、残り2試合しっかり戦ってから代表のほうに合流して、(直前の)フランス戦、オリンピックに向けて良い準備をできればいいなと思います」と抱負を語っている。

その藤田といえば甲高い声が特徴の一つ。それによって試合中もよく声が通るという。

東京ヴェルディ時代からの同期である山本理仁も、「僕は耳ノイズキャンセルされてますけどコイツの声は全員が聞こえる声なんで(笑)。みんながボケーっとしてる時とかにやっぱ響くと思うし、チームを引き締めるようなことができているのかなと思います」と語っている。

いわば声も一つの武器となっているわけだが、記者からその声を大会中にどうケアしていくのかを聞かれると「いや特にないですけど(笑)多分その試合で声が枯れても次の日には治ってるとは思うんで。そんなに意識はしないです」と笑った。

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ただ一方で意外な“弱点”も明かしている。

「風邪を引かないように気をつけたいなと思います。自分、ちょっと喉は弱いタイプというか風邪をひくとしたら喉からなんで。いつもそういう時はマスクして寝てます。乾燥に弱いタイプなんで」

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