ドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフでプレーしてきた日本代表MF田中碧。

1部リーグへの移籍を希望する彼は、今夏に新天地を求めるとされている。

そうしたなか、『Bild』は、「田中にカオス発生!移籍の願いが叶うのはまだ遠い」と伝えた。

移籍を切望する田中は、数週間前にエージェントを「CAA Base」から「Sports360」に変更したはずだった。だが、法的な理由で離脱が認められなかったため、「CAA Base」に戻ることになったという。

昨年、田中が1部移籍を志願した際、「CAA Base」が無関心な姿勢だったことにフォルトゥナ幹部たちは驚いたとされている。

『Bild』は「フォルトゥナ側は田中のアドバイザーの仕事ぶりにかなり苛立っている。クライアント(選手)が移籍を望むなら、それは代理人の仕事になるはずにもかかわらず、代理人があまり気を払っていなかったため、クラブ側が買い手を見つければいけないという印象を受けた」とも伝えている。田中も同じような考えだったため、エージェントを変更することを決めたとされていたが、「その希望は打ち砕かれた」とのこと。

奇妙な理由で破談になった移籍トップ12

『Rheinische Post』によれば、フォルトゥナのスポーツディレクターのクラウス・アロフスも「当然ながら驚いた。碧はエージェントのもとを離れては戻り、離れては戻る…。少なくとも2ステップはやりすぎだ。ただ、碧は素晴らしいシーズンを送った。なので、なぜ(移籍の)チャンスが多くのないのか理解できない。まだ移籍市場は始まったばかりだ」と語っているそう。

フォルトゥナは田中の移籍金として300万ユーロ(5.2億円)ほどを求める見込みだというが、現地では「クラブはまだ田中の移籍を完全に諦めたわけではないが、カオスにはうんざりしている」とも伝えられている。

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