Qolyアンバサダーのコラムニスト、キツネによるレポートをお届けします。

初のJ1リーグ挑戦ながら、前半戦を首位で折り返したFC町田ゼルビアは4位・神戸、3位・G大阪の関西遠征2連戦で後半戦をスタートしました。前半戦1-2で敗戦した神戸には今回0-0のドロー、前半戦1-1で引き分けたG大阪には1-3で勝利と、それぞれ前半戦よりも良い結果で首位の座を守りました。

何とか耐えた神戸戦。

昨シーズン、前半戦で敗れた相手は秋田・甲府・徳島の3クラブ。しかし、後半戦ではこれらのクラブに2勝1分けという結果でシーズンダブルを回避しました。しかしJ1ではそのようなことが起きるかもしれないという「悲劇感」を私自身持ちながらゴール裏からチームを鼓舞しました。終始押し込まれる展開ではありましたが、何とかスコアレスドロー。シーズンダブルを回避し、上位対決で勝ち点差を維持するという最低限の結果を得ることが出来ました。

今季最高レベルのアウェー。

神戸戦から帰京せず関西に留まったサポーター仲間と水・木・金・土と夜な夜な決起集会を開催し、ボルテージはMAX!!…でしたが、当日の入場者数・約29,000に対し、ゼルビアサポーターは約300と比率だけでいえば浦和戦以上のアウェーでした(およそ100:1)。それでも闘わなければいけません。負ければ首位陥落、リーグ戦2試合未勝利(今シーズン初の出来事)という状況にゴール裏は奮い立っていました。

熱い夏の始まりを告げるG大阪戦。

前半33分に相手DFが退場という展開にも助けられましたが、横浜FM戦に続いて今季2度目の逆転勝ちとなりました。天皇杯の負傷から復帰後即先発・デュークの同点弾。パリ五輪のメンバー発表を控える藤尾翔太の逆転弾。開幕戦の退場でリベンジに燃えていたであろう仙頭啓矢のダメ押し弾。1つ1つにストーリー性を感じるゴールで3試合ぶりの勝利となりました。 

優勝までの道のりの中で批判・疲労・(もしかしたら)離脱、辛い事が待っているでしょう。しかし、仲間がいればそんな状況でも楽しめると信じています。最後、どんな結果になったとしても、「良い1年だったね」「関西遠征があったからこそ今があるよね」と笑顔で振り返られるような、一生忘れられない最高の夏にしましょう。

ライター:キツネ
2023シーズンより本格的にFC町田ゼルビアのサポーターとなり、サポーターやゴール裏の人口を増やすため、Youtubeチャンネル「ゼルビアアドレセンス by キツネ」にて、ほぼすべての試合のVlogを投稿中。大切にしている言葉は「自分から手放さない限り、サッカー観戦は終わりのない青春」。
YouTube:「ゼルビアアドレセンス by キツネ」
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