夏の移籍市場が賑わう中、未だに所属先が決まっていないビッグネームが数多くいる。

中には過去にワールドカップ出場、欧州のビッグクラブで活躍した選手もおり、Jリーグクラブでも手が届く可能性がある推定市場価格300万ユーロ(日本円で約5億100万円、5月25日現在)以下の選手も多い。

実際に川崎フロンターレFWエリソン、浦和レッズMFオラ・ソルバッケン、MFサミュエル・グスタフソンは世界的な移籍市場情報サイトTransfermarktでは推定市場価格が300万ユーロと設定されている。

そのため市場価格が約300万ユーロ以下の価格帯の選手は、J1クラブが比較的手を出しやすい価格帯だと推察する。

そこで今年6月末に契約が切れる推定市場価格300万ユーロ以下で獲得を狙える外国籍選手5人をピックアップした。

※推定市場価格はTransfermarktに準拠

ミランで輝きを放ったアタッカー

エムベイェ・ニアン

推定市場価格:270万ユーロ

国籍:セネガル、フランス

年齢:29

クラブ:エンポリ

ポジション:センターフォワード

2012年にフランスのカーンからイタリアの名門ミランに入団し、5シーズンに渡ってミランのアタッカーとして活躍したセネガル代表のエースアタッカーはミラン退団後はフランス、サウジアラビア、トルコと渡り歩いた。

今年1月末に加入したエンポリでは加入早々にフィットする活躍を見せ、13試合5得点1アシストと低迷するチームのカンフル剤として君臨した。それでもチームはウディネーゼと勝点1差で降格圏の18位に入り、チームを救うことはできなかった。

エンポリが降格したことでニアンの契約延長は不透明となっている状況だが、今年6月末に現行の契約が切れる見込み。年齢も29歳と衰えるには若すぎる年齢なので、Jリーグでその身体能力の高さを見せてほしい。