2000年に横浜F・マリノスを率いてJリーグの1stステージを制覇したオズワルド・アルディレス監督。他にも日本では清水エスパルス、東京ヴェルディ1969、そしてFC町田ゼルビアを率いた経験を持っている。
またアルディレス監督は元アルゼンチン代表選手であり、アル・アインを率いているエルナン・クレスポ氏とは旧知の仲である。
今週末に行なわれるAFCチャンピオンズリーグ決勝はアル・アイン対横浜F・マリノスというカードで、アルディレス監督にとって古巣と友人の対戦となる。
彼は今回『The National』のインタビューに応え、日本で働いていたときの経験について以下のように話していたそう。
「私は8年間日本にいて、いくつかのビッグクラブを指導した。そして横浜F・マリノスはワンダフルな街にある素晴らしいクラブだ。
日本で働いていた時、私が『Jリーグ革命』と呼んでいるものがすでに始まっていた。あの国は他のリーグから学び、1990年代にジーコやリネカー、アーセン・ヴェンゲルらを迎え入れながら、新しいコンペティションを作り上げていった。
そして日本代表チームはワールドカップの出場権を獲得し始め、クラブチームのサッカーも向上し、AFCチャンピオンズリーグでもより大きな影響力を発揮し始めた。さらに中田英寿や、私がいた横浜マリノスでプレーした中村俊輔など数名のクラブがヨーロッパに移籍した。
この変革は信じられないほどのものだった。しかし文化は少し変えなければならなかったよ。クラブはとてもプロフェッショナルだし、選手はとても学ぶ意欲が高かったが、ブラジルやスペインなどサッカーが最大の文化である国で働くのとは違った。
中村俊輔のような偉大なアスリートなら、その優れた頭脳や運動能力を野球や他のスポーツで活かすという選択も簡単だったはずだからね。そのような変化を起こすには時間がかかるものだから。
そして、2022年のワールドカップで日本が何を成し遂げたのか見てみればいい。グループステージでドイツとスペインに勝利した」
また、アル・アインを率いているエルナン・クレスポ監督については以下のように話していたそうだ。
「エルナン・クレスポと知り合ったのは、彼がチェルシーの選手としてロンドンにいた頃だったね。彼はいい男だし、アル・アインの監督として非常にいい仕事をしていることは明らかだよ」
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トッテナム・ホットスパーのレジェンドでもあるアルディレス氏。現在そのクラブを率いているのはかつて横浜F・マリノスをJリーグ優勝に導いたアンジェ・ポステコグルー氏である。
アルディレス氏は現在ポステコグルーが率いる古巣トッテナムの試合を非常に気に入っていると話しており、その流れを汲む横浜F・マリノスのプレーも楽しみにしているようだ。