2012年からドルトムントでプレーしてきたマルコ・ロイス。

クラブ史上4位となる423試合出場、史上2位となる168得点を記録しているレジェンドだ。34歳になった彼の契約は今季限りとなっており、去就が注目されている。

ロイスは先発機会が減っているが、『Sports Bild』によれば、レギュラーでなくなっても心にあるのはドルトムントだという。ただ、首脳陣は契約を延長しない方針だとか。そんなロイスは何度もドルトムントへの忠誠を貫いてきた。

2012年にボルシアMGから移籍した際、バイエルン・ミュンヘンも獲得を熱望していた。当時のユップ・ハインケス監督はロイスを自宅に招待して、コーヒーとケーキを振る舞って説得を試みた。だが、ロイスの心はドルトムントに決まっていたとか。

また、2014年にはPSGが獲得に乗り出す。PSGのナセル・アル・ケライフィ会長の息子がサッカーゲーム『FIFA』でロイスを愛用していたこともあり、PSGは獲得に躍起だったとか。ただ、ロイスはドルトムントでの年俸500万ユーロ(8.3億円)の3倍の給与を提示されても、首を縦に振らなかったそう。

当時、ロイスとドルトムントの契約解除料は2500万ユーロ(42億円)という格安に設定されていたため、オファーが絶えなかったという。PSGは2015年にも年俸2000万ユーロ(33.5億円)を提示してロイス獲得に再挑戦した。

さらに、レアル・マドリーも興味を示していたが、ロイスはずっと応援していたバルセロナと交渉。具体的な交渉が行われ、ロイスもゴーサインを出し、あとはサインするだけだった。だが、ロイスは翻意し、ドルトムントと2019年まで契約を延長することを選んだ。

そして、2018年にはジョゼップ・グアルディオラ監督のマンチェスター・シティがロイス獲得を熱望。年俸2300万ユーロ(38.5億円)を提示したものの、ロイスはまたドルトムントを選んだという。

魅惑の大型移籍を断って、忠誠を誓い続けた8人の戦士

ドルトムントはPSGとのUEFAチャンピオンズリーグ準決勝を控えているが、ロイスの去就も注目される。

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