J1で16年ぶりに開催された「東京ダービー」。試合は東京ヴェルディが前半に2点を先行したものの、FC東京が後半アディショナルタイムに追いついて2-2の引き分けに終わった。
FC東京は前半に退場者も出していた。それだけに2点のリードを守れなかった東京Vにとっては失望の結果といえるだろう。
東京Vの守護神を務めたブラジル人GKマテウスも「1人多い中で、しかも2-0で勝っている状況で、最後に2点追いつかれるというのは、本当に恥ずかしい」と話し、「今日の結果は引き分けですけど負けに等しい」とうなだれた。
試合後にはファン・サポーターからブーイングも飛んだが、大きな騒動にはならず。ただそれはサッカー王国ブラジルで育ったマテウスにとってはやや違和感のある光景だったようだ。
「試合が終わってからのファン・サポーターの反応に関してはすごく我慢してくれたなというふうに思います。ブラジルでこういうダービーゲームでこういう追いつかれ方をしてしまっていれば、たぶんもっと荒れた反応になっていると思います。
本当にそれが普通ですが、スタジアムを1周回っているときも拍手を送ってくれるファン・サポーターもいました。個人的にはもっと厳しく自分たち選手に対応していいと思います。今日は皆さんが本当に我慢して拍手を送ってくれたのかなと捉えています」
ブラジル代表への招集歴を持つ31歳はサポーターに感謝を示しつつも、ダービーで2点リードを守れなかった自分たちに対してはもっと厳しい対応をしてほしいとお願いしていた。