昨年5月にセビリアでの休暇中に落馬事故を起こし、頭部を蹴られて瀕死の重傷を負ってしまったスペイン代表GKセルヒオ・リコ。

「あと0.5cm場所が違っていたら死んでいた」という致命的な怪我で数週間ものあいだ昏睡状態となったが、その後なんとか意識が回復し、命に別状がない状況となった。

退院したときには20kgもの体重を失っていたと伝えられており、セルヒオ・リコ自身も「まるでつまようじのようになってしまった」と話すなど、体力面の低下は著しかった。

昨年9月には所属しているパリ・サンジェルマンの公式TVで「最終的な目標は今シーズン中にピッチへ戻ること」と明かしていたが、その際にはまだアスリートとして戦える状態にはなく、それが叶う可能性は低いと考えられていた。

しかしながら『RMC』のファブリス・ホーキンス氏が今回伝えたところによれば、セルヒオ・リコはパリ・サンジェルマンから4月末までにトレーニングへと復帰することが認められたという。

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ドクターによる検査の結果、セルヒオ・リコの身体はほぼ完全に回復したと認められたとのことで、トレーニングを行う許可が出たそうだ。

パリ・サンジェルマンとセルヒオ・リコの契約は今シーズン限りとなっていることから夏の去就については定かではないものの、瀕死の重傷からわずか1年というタイミングの「奇跡の復活」だと言えそうだ。

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