この夏に行われるEURO2024に向けて欧州各国代表チームは新しいユニフォームを発表している。
そうしたなか、Nikeが手掛けたイングランド代表の新ユニが炎上する事態になっている。
『BBC』によれば、その理由は首の後ろにデザインされたセント・ジョージズ・クロス(聖ゲオルギウス十字)の色使い。
今回のユニフォームは1966年ワールドカップで優勝したイングランド代表へのオマージュが多く取り入れられている。
イングランドの国旗にも用いられているセント・ジョージズ・クロスは白地の赤の十字という色使いだが、今回はそこにネイビー、ライトブルー、パーブルといった色を加えた独創性あるもの。だが、これが不評を買っているのだ。
英国のリシ・スナク首相は「国旗はいじるべきではない。なぜなら、国旗は誇りであり、アイデンティティの源であり、我々が何者であるかを示すものであり、そのままで完璧なものだからだ」と苦言を呈しており、また、英労働党党首のキア・スターマー氏も「国旗は誰もが使うもので、統一されており、変える必要はない。我々はそれを誇りに思う必要がある。だから、彼らは再考して元に戻すべきだと思う」と述べている。