2018年12月にマンチェスター・ユナイテッドの監督に就任し、2021年11月まで指揮を執ったオレ・グンナー・スールシャール氏。

最初は暫定指揮官という形で招聘されたが、のちに正式な監督に就任。しかしながら成績不振のために最終的には解雇されることになった。

『Daily Mail』によれば、彼は今回『Skybet』が主催する「Stick to Football」に出演し、マンチェスター・ユナイテッド時代のことを振り返っていたとのこと。

その中では、2015年から2018年に率いたモルデで指導したアーリング・ハーランドをユナイテッドに売り込んだ際のエピソードも語られていたそう。

「私はアーリング・ハーランドをモルデで2シーズンの間見ていたんだ。マンチェスター・ユナイテッドに来る前の夏、クラブに電話して『このハーランドという選手を獲るべきだ、必ずトップレベルになるだろう』と伝えていた。

それは2018年6月か7月のことだったが、マンチェスター・ユナイテッドは『ノー』と言った。選手に関する十分な報告はあったのだが。

そして我々モルデはハーランドをレッドブル・ザルツブルクに売却した。そして私はマンチェスター・ユナイテッドに『契約解除料が設定されている間に彼を買え』と言っていた。

我々はそれが分かっていた。しかしながら、誰もハーランドを2000万ユーロ(およそ32.4億円)で買おうとはしなかった。それはとてもお買い得だっただろう。たとえ父親のアルフ・インゲがマンチェスター・シティの元選手であったとしてもだ。

彼を獲得しようとしなかったのはマンチェスター・ユナイテッドの決断だった。彼がザルツブルクでゴールを量産し始めるまで、クラブは彼に入札したり、交渉に乗り出すこともなかった。

その頃にはもうユヴェントスもボルシア・ドルトムントもそこにいた。とはいえその後もまだ彼の契約解除料は6000万ユーロ(およそ97.2億円)と安かったけどね。

ハーランドは素晴らしい若手というだけではない。ストライカーでありながらチームプレーヤーで、キーパーと1対1のときは自分の統計のことは考えていない。

もし他の誰かのほうが大きなチャンスであれば忌憚なくパスを出すし、そうすれば100%ゴールが決まる。ハーランドは宝石だ」

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スールシャール監督はデビューから間もないハーランドの才能を高く評価しており、18歳の彼をマンチェスター・ユナイテッドに売り込んだそう。

皮肉なことに、彼を獲得したのはマンチェスター・ユナイテッドでスールシャール監督の後任となったラルフ・ラングニックがディレクターを務めていたレッドブル・ザルツブルクであった。

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