世界中にファンを持つイングランドの名門マンチェスター・ユナイテッド。

このチームには伝説級の人気を誇る名作ユニフォームがいくつも存在するが、とくにファンに愛されている一つが、胸元に編み上げを採用した1992-94モデルだ。

ユナイテッドにとって大きな意味を持つこの伝説ユニの復刻版が、クラブの公式ストアで販売されている。

Manchester United 1992-94 Home Retro Jersey

マンチェスター・ユナイテッド 1992-94 ホーム 復刻レトロユニフォーム

シャツ全体にチーム名の略称“MUFC”をモノグラムのようにデザインした92-94ホームユニフォームの復刻版。90年代の雰囲気や空気感を再現した見事な復刻レトロユニフォームだ。

右胸にサプライヤーロゴは付かないが、当時のサプライヤーは英国の名門にして老舗のブランドUmbro。胸スポンサーは日本企業「SHARP」ロゴ。「ユナイテッド×Umbro×SHARP」伝説の黄金トリオが結成となったユニフォームである。

ユナイテッドは12シーズン続いたadidasとの契約を終了し、1992-93シーズンからUmbroを新たなパートナーに迎えている。正確には1974-75シーズン以来のコンビ復活だったのだが、記念すべきプレミアリーグ初年度を優勝し“再婚”に華を添えた。

当時20歳の若きウインガーだったライアン・ギグスのユニフォーム姿を見ると、復刻ユニでの“MUTD”のモノグラム風グラフィックや編み上げが正確に再現されていることがよく分かる。

Umbroとの再婚生活がスタートしたこのシーズンに、一人のフランス人選手が加入する。キングの愛称を持つエリック・カントナだ。

シーズン途中の11月にリーズ・ユナイテッドから移籍するとリーグ9得点を挙げ、1966-67シーズン以来となるトップリーグ優勝(そして初代プレミア王者)の原動力となった。

ユナイテッドは翌1993-94シーズンもリーグを優勝しプレミア2連覇を成し遂げる。編み上げが特徴的なこのユニフォームは、クラブの90年代黄金期の幕開けを告げた一着でもあるのだ。

そして、後に黄金期の主人公となるデヴィッド・ベッカムもこのユニフォームを着て、92-93シーズンにトップチームデビューを果たしている。

シャープとユナイテッドの濃密な18年間を「SHARPユニフォーム」で振り返る

1992年から始まった第2期Umbro時代は2001-02シーズンで終了となるが、その10年間でプレミアリーグ7回、FAカップ3回、さらには1998-99シーズンのUEFAチャンピオンズリーグを優勝し、文字通りの黄金期を迎えていた。

その幕開けとなった1992-93、1993-94シーズンのユニフォーム。復刻版とはいえ緻密に再現された伝説の一着は、クラブ公式オンラインストアで購入可能だ。

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