『DAZN』で毎週木曜日に更新されている「内田篤人のFOOTBALL TIME」。

新年一本目となる今回は、昨年に引き続いて出演となる小野伸二、そして幼馴染である平川忠亮がゲストとして新たに参加した。

その中で、「小野伸二伝説は本当なのか?」というコーナーが。そこで「靴紐に関する苦い思い出がある?」という質問に対して小野は以下のように語っていた。

小野「これはね、18歳で迎えたフランスワールドカップ(1998年)のことなんですけど。

グループステージの2試合目がクロアチア戦。あの当時のフランスはめっちゃ暑くて。自分の真っ黒のシューズが光を浴びて熱くなっていたから、靴紐を解いてベンチに座ってた。

もちろん自分は良い準備をしていた。そしてフィジカルコーチのフラヴィオが『シンジ、準備しろ!』と。僕は靴紐を結ぼうとしたら、『もういい、君は準備ができていないから』って。

ワールドカップの2試合目。『マジかよ、これが準備なの?』と思った。身体の方は準備ができていて、暑いから緩めていただけなんだけど、『それがプロなのか…』と。

もしかしたらクロアチア戦でも出場できた可能性もあったし、その悔しさがあったから3試合目で気持ちが爆発できたのかもしれない」

小野伸二が初めて戦った1998年のフランスワールドカップ。日本代表は初戦となったアルゼンチン戦に敗れ、その後クロアチア、ジャマイカと対戦した。結果としては3連敗となったが、当時18歳だった小野伸二は3戦目のジャマイカ戦で途中出場している。

1998年W杯で日本代表を撃破、「伝説のクロアチア代表イレブン」

ただ、その「靴紐事件」がなければ2試合目のクロアチア戦でデビューしていた可能性もあったとか。小さな準備が選手のキャリアを大きく分けることを感じさせるエピソードだ。

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