今季、チャビ・エルナンデス監督の下でなかなか難しいシーズンを過ごしているバルセロナ。
19試合を終えて12勝5分け2敗と成績はそれなりに出ているものの、首位のレアル・マドリーと2位のジローナには勝点差7をつけられているほか、余裕を持って勝てる試合がとても少なくなっている。
そのためこの勝点以上に批判を受けている状況にあるが、それを裏付けるデータが伝えられた。バルセロナはなんと76分までにリードしていた試合が19試合中3回しかなかったとのこと。
El Barça ganando al minuto 76 en Liga: 19 jornadas. 1a vuelta
Getafe ❌
Cádiz ❌
Villarreal ✅
Osasuna ❌
Betis ✅
Celta ❌
Mallorca ❌
Sevilla ❌
Granada ❌
Athletic ❌
R Madrid ❌
Real Sociedad ❌
Alavés ❌
Rayo ❌
Atlético ✅
Girona ❌
Valencia ❌
Almería ❌
Las Palmas ❌
— Macroski (@MMacroski) January 4, 2024
76分の段階で勝っていたのは3節のビジャレアル戦、5節のベティス戦、15節のアトレティコ・マドリー戦だけで、9試合は残り15分とアディショナルタイムでなんとか勝ち越したもの。
ちなみにバルセロナがゴールを決めた時間帯のパーセンテージは以下の通りとなっている。
- 0~10分:3%
- 11~20分:8%
- 21~30分:6%
- 31~40分:6%
- 41~50分:8%
- 51~60分:11%
- 61~70分:8%
- 71~80分:14%
- 81~終了:36%
なんと全得点の36%が試合終了間際のもの。逆に試合開始から10分はわずか3%しかゴールが決まっていない。なんというスロースターターであろうか。
一方で失点についてはこのような時間帯になっている。
- 0~10分:14%
- 11~20分:14%
- 21~30分:9%
- 31~40分:14%
- 41~50分:14%
- 51~60分:0%
- 61~70分:9%
- 71~80分:18%
- 81~終了:9%
失点については65%が50分以内に決められてしまっており、71~80分にも失点する傾向があるようだ。終盤までスリリングな展開になっていることがよく分かる。
ちなみに、残り15分間のプレーだけで見れば、リーガでもっとも多くのゴールを決めているのがバルセロナ。いわゆる「土俵際の勝負強さ」を見せているともいえるが…。