この夏にブライトンからチェルシーに移籍したエクアドル代表MFモイセス・カイセド。
彼は2021年1月にブライトンに引き抜かれた後、同年8月にベルギーのベールスホットにローンされるも半年で呼び戻された。その後、ブライトンで活躍すると、180億円もの移籍金でチェルシーが獲得するに至った。
ただ、チェルシーのインタビューでは、渡英当初に味わった苦難を明かしている。
「本当に大変だったんだ。家族なしでひとりでやってきたからね。
英語は分からなかったし、時差もあって、食べ物も違う…天候も全く違う!本当に大変だったよ。
ここに来た時は新型コロナが蔓延していて、英国で外出できるようになるためにホテルで10日の隔離を余儀なくされた。チームメイトにも会えなかった。
毎日、ホテルで泣いていたよ。両親に電話して、エクアドルに帰りたいって伝えた。何もかも違うし、ここにいたくなかったからね。
両親からはこう言われた。『息子よ、強くなりなさない。これはあなたの夢。あなたはそのために祈った。だから、強くあり続け、祈り続けない。神が人生のすべてだから』ってね。
だから、それをそうし始めたんだ。毎日、祈ったら、気分がよくなっていった。
今の僕はチェルシーにいて、毎試合楽しんでいる。ここに来れたこと、すごいクラブの一員になれたことは素晴らしいことさ」
当時19歳だった彼は孤独を感じて、帰国したいと両親に泣きついたとか。
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ただ、強い気持ちを持ってと説得されて、気持ちをあらためたようだ。