初優勝を目指すアビスパ福岡と7年ぶり3度目の優勝を狙う浦和レッズの対戦となった2023シーズンのYBCルヴァンカップ決勝戦。

この伝統あるカップ戦で勝者に贈られる銀のトロフィーを制作しているのは、宝飾品ブランド『Tiffany & Co.(ティファニー)』であることをご存知だろうか。

アメリカ合衆国・ニューヨークを本拠地とし日本でも絶大な人気を誇るティファニーは、第3回大会から継続してルヴァン杯のトロフィーを制作し続けている。

トロフィーは先端のサッカーボールのモチーフがデザインのアクセントで、素材にスターリングシルバー(92.5%の銀と7.5%の銅のみで構成するシルバー)を使用。高さは約56cmを誇り圧倒的な存在感を放つ。

トロフィー表面には“The Champion 2023”の文字が刻まれ、エボニーウッドの台座に付いたシルバープレートには大会名でもある“J. League”と“YBC Levain Cup”の文字が刻まれている。

トロフィーの背面には、ティファニーの卓越したクラフトマンシップの証しである「TIFFANY & CO. MAKERS Ag 925」が刻印されている。

1837年に創業し、今年で186年という長い歴史を誇る老舗の卓越した技術によって、このトロフィーは作り出されている。

ティファニーのスポーツトロフィー制作の歴史は、1860年に競馬トーナメントで贈られたトロフィーから始まったという。

その後はNFLスーパーボウル「ヴィンス・ロンバルディ・トロフィー」、NBA「ラリー・オブライエン・チャンピオンシップ ・トロフィー」などのトロフィーを手掛けてきた。

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トロフィーはアメリカ・ロードアイランド州カンバーランドにある工房にて、「ティファニーメーカー」と呼ばれる熟練の職人たちによって手作業で制作されている。

長い歴史と確かな技術によって生み出された銀のトロフィーは、今年も勝者が掲げる最高の瞬間に美しく光り輝くことだろう。

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