先月9日に行われたドイツ戦でゴールを決めた日本代表MF田中碧。この夏にはドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフからの移籍を希望していたが、それは実現しなかった。

そうしたなか、『Bild』は、「彼はフォルトゥナ・デュッセルドルフでプレーしたいのか。田中は大問題になっている」としてその窮地を伝えた。

クラブではゾッとするようなパフォーマンスしか見せられておらず、先発復帰のチャンスを台無しにして期待を裏切ったと指摘。「にもかかわらず、また日本代表から招集された。その一方、デュッセルドルフの多くの人間がなぜ彼にまだ多くのチャンスが与えられているのかを不可思議に思っている」とも伝えている。

フォルトゥナ・デュッセルドルフのダニエル・ティウヌ監督は田中と何度も話し合い、鼓舞しようとしてきたそう。ただ、移籍が不成立になって以降の田中はフォルトゥナへの熱意がまったく感じられなくなっているとのこと。

ティウヌ監督は田中を擁護するコメントをしているが、クラブ上層部は彼の代理人が移籍先を確保するための努力が足りなかったと感じているとも。

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田中は今季の9試合(計530分ほど)プレーしているが、まだゴールもアシストもない。

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