世界で一番リアリティのあるサッカーSLGとして20年以上の長きにわたり世界で愛されているゲーム、『Football Manager(FM)』。

11月7日に最新作となる『Football Manger 2024(FM 24)』では120以上のリーグ、2,300以上のクラブ、495,000以上の実在する選手とともサッカーシュミレーションが楽しめる。

今回は『Football Manager』を20年前からプレーしていたという編集部Qがコアユーザー向けに開発メーカーであるSports Interactiveでスタジオディレクターを務めるマイルズ・ジェイコブソン氏に話を聞いた。

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『FM24』だけではなく今後のシリーズにも踏み込んで、何か最新情報はないかと突っ込んで聞いてみたぞ。

――私が最初に『Football Manager』をプレーしたのはもう20年も前になります。当時はタクティカルボード風の画像で選手の駒が動くだけでしたが、世界のリーグが網羅されていて本当にリアルなサッカーSLGだと思いました。当時、毎日日記を上げるようなブログが多くて、「Football Managerプレー日記」みたいなのを楽しみに読んでいました。

海外でも現在もプレー日記を上げているファンは多いです。そして、ブログだけでなく配信をしているファンが多いです。

そうしたコミュニティは各国にありますし、開発陣ともつながりがあります。例えば、今日同席しておりますJakeは韓国のコミュニティとつながっています。

――コアユーザーは小さいクラブでプレーしている人が多い印象ですが、どんなクラブや遊び方が人気なのでしょうか?

ビッグクラブを指揮した後に5大リーグの一番下のチームを世界一のクラブにすることを繰り返して、5大リーグを制覇する「ペンタゴン・チャレンジ」が人気ですね。

アジアではKリーグがこれまで高い評価を得ていました。ユーザーが作ったアンオフィシャルなデータであってもJリーグは常にトップ10の人気を誇っていましたので、公式に追加されることでJリーグも高い人気になると思っています。

――どのようなユーザー層が多いのでしょうか?

当社としては「どの国の人たちか」よりも、そのプレイヤーがどのペルソナに当てはまるのかっていう、人物像を重視して考えています。今現時点では6つのペルソナに分けて考えています。

その中で、『Football Manager2023』は新規の層には好評を得てセールスは良かったのですが、コアな層にはちょっと新規の要素が足りなかったかなという反省点があります。