今月9日に行われた日本対ドイツ戦。日本代表が4-1で歴史的勝利を飾った一戦では、こんなシーンも話題になった。
久保建英がボールを奪った後に高速カウンターを仕掛けた場面だ。
全力疾走で久保を追いかるポルトガル人の副審は完全にピッチ内に入り込んでいる…ただ、副審の走るスピードはなかなかのもの。
そうしたなか、元日本代表MF福西崇史さんは、Jリーグ「ジャッジリプレイ」でこんな話をしていた。
「フィジカルの練習に行ったことがあって、レフェリーの。僕がついていけなかったんで…。
僕は見てるだけですけど、タイムとかスピードとかを見ても僕はついていけないから…すごいな!って。
ちょっと僕のリスペクト度は上がりました(笑)
(現役を)退いてからです。
(現役時代ならぶち抜けたかも?と聞かれるも)
いえいえ、ムリィ…(頭のなかで)現役時代と比較してたんで、すごいなぁと思って(笑)」
引退後に審判のトレーニングを見学した際、現役時代でも敵わないくらいのフィジカルに圧倒されたとか。
これはリスペクトをより持つためにレフェリーがどれほど厳しいトレーニングを積んでいるかなどを知る機会があったほうがいいという議論のなかでの話。
確かにトップアスリートのプレーについていくために審判が懸命に取り組んでいるのがより分かるようになれば、リスペクトの気持ちは高まりそうだ。