スペイン女子代表のワールドカップ優勝メダル授与式で起きたキス騒動。

スペインサッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス会長が、ジェニフェル・エルモソの口にキスをしたのだ。

この騒動は社会的・政治的な問題へと発展。辞職を拒否したルビアレス会長はFIFAから暫定的な停職処分を科されるなか、RFEFは「サッカー界と社会全体への謝罪」声明を出した。RFEFの代行会長は、このようなメッセージを綴っている。

「スペインサッカー界、スペインスポーツ界、スペイン社会、そしてサッカーとスポーツ全体の価値観に与えたダメージは甚大だ。

ルビアレス氏の行為は、RFEFが擁護する価値観やスペイン社会全体の価値観を表すものではない。

彼の行為は彼にだけ帰属するものでなければならない。

社会に対して、スポーツ統括団体に対して、場合によっては司法に対して、その行為に唯一責任を負うのは彼だ。

この立場はルビアレス氏のものであり、RFEFのものではないことを明確にしたい。我々は、この一件が引き起こした痛みとさらなる苦痛を申し訳なく、また恥ずかしく思っている」

また、RFEFはスペイン女子代表を率いていたホルヘ・ビルダ監督を解任し、女性監督を後任に据えている。