スペイン代表のFIFA女子ワールドカップ優勝後に起きたキス騒動。

スペインサッカー連盟のルイス・ルビアレス会長が、メダル授与式でジェニフェル・エルモソの口にキスをしたのだ。

この騒動は社会的・政治的な問題へと発展している。

ルビアレス会長は辞職を拒否しており、スペイン政府は会長の資格停止を求める法的手続きを開始した。また、同じく懲戒手続きを開始したFIFAは、まずは90日間の暫定的活動停止処分を科している。

『El Mundo』によれば、ルビアレス会長はFIFAからの暫定的な職務停止処分によって、あらゆる特権を剥奪されたという。

給与支払いが停止されるため、年俸の一部である25万ユーロ(3969万円)の受け取りができない。また、2019年以降マドリッドに邸宅を構えていたことが議論になっていたが、3000ユーロ(47万円)の住宅手当も停止されるほか、運転手つきの公用車の使用も禁じられる。

また、連盟から貸与されていたパソコン、タブレット、携帯電話などの電子機器も全て返却する必要があるそう。

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なお、ルビアレス会長の母親は息子に対する非難に抗議するためにハンガーストライキを行っている。その母親は「体が持つ限り、続ける。正義のために死ぬ覚悟がある。息子はまっとうな人間であり、彼らがやっていることはアンフェア」というメッセージをスペインのテレビ局に送ったという。

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