スペイン代の初優勝で幕を閉じたFIFA女子ワールドカップだが、スペインサッカー連盟のルイス・ルビアレス会長の行為が大きな問題になった。

メダル授与式でジェニフェル・エルモソの口にキスをしたのだ。

FIFAは懲戒手続きを開始したが、ルビアレス会長は辞任を拒否。スペインサッカー連盟も会長を擁護しており、キスの同意はなかったと抗議したエルモソに対して法的措置を講じるとしている。

この騒動は社会的・政治的な問題へと発展しており、スペインの男子選手たちも反応。アンドレス・イニエスタは、SNS上にこのようなメッセージを投稿した。

「今週に起きたあの出来事の後、僕はひとりの人間として、3人の娘の父親として、夫として、そしてサッカー選手として、僕らのサッカー界とスペイン女子代表チームの周りで起きている事への悲しみを表明したい。

ワールドカップ優勝という偉大なマイルストーンに泥を塗った今回のような行為は、決して許されるものではない。

彼女たちがプレーした素晴らしい大会、彼女たちが僕ら全員に教えてくれた素晴らしいサッカーが語られないことを目の当たりにして、選手たちが今どんな思いでいるのか想像もつかない。

多くの選手たちが長い年月をかけて築き上げてきた美しい物語が汚されてしまったことは残念だ。

それどころか、自らの地位にしがみつき、自らの振る舞いが容認できないものであることを認めず、世界における我が国と我が国のサッカーのイメージを傷つけている会長に耐えなければいけない」

女子選手たちに同情しつつ、辞任しないルビアレス会長を非難している。

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