ファジアーノ岡山は14日、MF佐野航大がオランダ1部のNECナイメーヘンとクラブ間ならびに移籍先クラブと選手間の条件がまとまり、完全移籍することになったと発表した。

メディカルチェックおよび現地での諸手続きが完了次第、正式に移籍する。

佐野は2003年9月25日生まれの19歳。岡山県津山市の出身で、鳥取の米子北高校を経て地元でプロとなり、1年目の昨季はJ2でいきなり28試合に出場、3ゴールを記録した。

今年4月にはU-20日本代表としてU-20ワールドカップに出場。チームは惜しくもグループステージ敗退に終わったものの、圧巻の技術とプレービジョンを生かして中盤のあらゆるポジションをこなし、高い評価を受けていた。

鹿島アントラーズで活躍するMF佐野海舟を3歳年上の兄に持つ「兄弟Jリーガー」としても知られる。

以下は移籍が決まった佐野のコメント。

「このたび、オランダリーグ1部のNECナイメヘンに移籍することを決断しました。
ファジアーノ岡山が掲げるJ1昇格という目標がある中、シーズン途中でチームを抜けることに対して自分の中で戸惑いはありましたが、色々な方と話をして海外でサッカーをするという自分の目標にチャレンジしたいという決断に至りました。
ファジアーノ岡山に加入して日々の練習やリーグ戦でたくさんの失敗もしましたが、いつも温かい拍手や声援を送ってくださった、家族、友人、チームメイト、監督、コーチングスタッフ、フロントスタッフ、ファン・サポーター、スポンサーの皆さまには感謝しかありません。
そして、ファジアーノ岡山で経験させて貰ったことを100%ぶつけて海外で必ず成長して、子どもたちに夢を与えられる選手になれるよう頑張ってきます。
応援してくださっている方々に良い結果が届けられるように頑張りますので、これからも応援していただけたら嬉しいです。
1年半という短い間ではありましたが、本当にありがとうございました。
行ってきます!!」

佐野は15日のトップチームの練習には参加せず、12:00頃からシティライトスタジアムにてファン・サポーターへの挨拶(ファンサービス)を実施予定。その日のうちに離日するとのこと。

また、15日13:30頃から、佐野が登壇して会見を実施。その模様はクラブ公式YouTubeチャンネルにて生配信される。

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なお、NECには今夏すでに小川航基が加入しており、開幕戦で早くもゴールを決めている。佐野のデビューにも期待したい。

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