かつてドイツ代表として活躍したメスト・エジル。

トルコにルーツを持つ彼は、トルコのエルドアン大統領との写真撮影が非難を浴びた後、「人種差別であると感じた」などとしてドイツ代表を去った。

そのエジルは今年3月に現役を引退したが、彼のタトゥーがドイツなどで物議を醸している。

鍛え上げられた肉体を披露したエジルの左胸にはタトゥーが見える。

3つの三日月と狼などが描かれているが、これは「灰色の狼(The Grey Wolves)」というトルコの極右組織とその活動のシンボルマークと酷似している。

『ZDF』などによれば、このタトゥーによってエジルに非難が寄せられているという。

エルドアン大統領は「灰色の狼」と近しい関係にあるが、反ユダヤと反シオニズムを掲げる同組織はドイツでは連邦憲法擁護庁(日本でいう公安)の監視対象になっている。

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人種差別的な組織でもあり、1970年代には殺人などの凶行も犯してきたという。エジル自身はこのタトゥー画像をSNSに投稿しておらず、本人のコメントが待たれる。

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