かつてリヴァプールでもプレーしたフランス人FWアントニ・ル・タレックが、路上で通り魔の襲撃に遭遇していたという。

2021年夏にアヌシーで現役引退したル・タレックは、その後指導者としてユース年代にサッカーを教えている。

彼がインスタグラムで明かしたところによれば、今週木曜日にアヌシーのル・パキエ市公園で発生した無差別襲撃事件に偶然遭遇していたというのだ。

アントニ・ル・タレック

「僕は湖の畔を走っていた。すると、人々がこちらに向かって走ってきたんだ。ベビーカーを押しながら駆けている人もいた。何の錯乱なのか、最初はゲームなのかと思った。

自分が走り続けようとすると、女性がこう言ったんだ。『行っちゃダメ!皆を刺している人がいる、子どもたちを刺している人がいる』と。

驚いていたらその男が目の前までやってきた。彼の10メートル後ろには警察が追ってきていたので、僕は横に逃げたんだ。

犯人はあらゆる相手を攻撃しようとしていた。僕が逃げたら、彼はお爺さんとお婆さんに向かっていった。そしてお爺さんを刺した。

止めたかったがどうにもならず、警察も4~5人がいたが何をすればいいのか分かっていないようでもあった。だから『彼を撃って殺してくれ!そうじゃないと皆殺されるぞ!』と叫んだんだ。

地面に倒れたお爺さんを、犯人はもう一度刺した。それと同時に警察はピストルを撃った。完全にパニック状態だったよ」

なお、犯人は31歳のシリア出身男性であり、スウェーデンに庇護されている難民だったとのこと。凶器は長さ10cmほどのナイフであったそう。警察からの銃弾を受けて逮捕されたものの、命に別条はないという。

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刺された被害者は6名で、そのうち2名が大人、4名が生後22ヶ月から3歳までの子供だったという。そのうち子供2名と大人1名が生命の危機に瀕しているようだ。

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