先日大きな話題になった、チェルシー選手3名に対するストーカー事件。

メイソン・マウント、ビリー・ギルモア(現ブライトン)、そしてベン・チルウェルの3名に対し、継続的なつきまとい行為や嫌がらせ行為をしていたとして22歳の女性が逮捕された。

その女性はTiktokerとしても活動しているオーラ・メリッサ・スローン。元々彼らとの出会いはベン・チルウェルの家で行われたホームパーティーであったという。そこでメイソン・マウントと一夜をともにしたことから交際を始めたものの、その半年後にマウント側からそれを打ち切ったとされている。

ただ、その後オーラ・メリッサ・スローンはマウント、そしてチームメイトだったギルモアに執着し、ストーカー行為に及んだとのこと。

『Daily Mail』によれば、オーラ・メリッサ・スローンはマウントにブロックされるごとに新しい電話番号を作り、21種類の送信元からメッセージを送り続けたという。

WhatsAppでは「オンリーゴッド10」というアカウントからマウントへ「家族や友人のことを知ったわ。すべて調べている」というメッセージや、自身の写真に「もっと多くの電話番号を買えるように、もう食べ物は買わない」(ブロックしても無駄という意味)と送られていたとか。

またInstagramでは「デビルベイビー」というアカウントからマウントの同僚の選手たちや家族、友人らの写真やコラージュ画像が送られてきたという。

マウントはこのために「練習場にオーラ・メリッサ・スローンが現れるのではないか」と怯えた日々を過ごした。同じように標的となっていたビリー・ギルモアは、とくにその当時ローン移籍中であったことから孤独な環境にあり、「睡眠薬を服用しなければ寝られない」という状態に陥っていたそうだ。

またベン・チルウェルにも昨年オーラ・メリッサ・スローンのアカウント「デビルベイビー」からメッセージが送られていた。

そこにはベン・チルウェルと女性が並ぶコラージュ写真が添付されており、そこには「妊娠して中絶を経験した」「数カ月後にブロックされた」とキャプションが書かれていたという。チルウェルがそれに対して突き放す返事をしたところ、大量の嫌がらせメッセージが送り返されてきたとのこと。

そして、オーラ・メリッサ・スローンは先日行われた裁判でこれら3選手に対するの罪を認めたと伝えられている。

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彼女の裁判は6月20日まで延期されており、そこで彼女にはストーカー行為による懲役刑が言い渡される可能性が高いとされる。

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