アルゼンチンで開催中のU-20ワールドカップ。U-20日本代表は24日、グループステージの第2節でコロンビアと対戦し、1-2と逆転負けを喫した。
日本は前半に山根陸のゴールで先制したものの後半、コロンビアに立て続けに2失点。終盤に猛攻したが、松木玖生のPK失敗もあり同点とはならなかった。
前半うまく試合をコントロールした日本だが、コロンビアは後半に2枚の選手を代えた。これが功を奏し、後半から投入された9番のトマス・アンヘルが逆転ゴールを決めている。
ところでこのアンヘル。
試合をご覧になっていた方、特に南米のサッカーファンや長くプレミアリーグを見ておられる方なら「おっ」と思ったのではないだろうか。
彼は元コロンビア代表のエースストライカーで、プレミアリーグのアストン・ヴィラで活躍したフアン・パブロ・アンヘルの息子なのだ。
太いマユゲと顔立ちが瓜二つ!ここまでそっくりな親子もなかなか珍しい。
フアン・パブロ・アンヘルは、2001年から2007年までにアストン・ヴィラに所属。当時のプレミアリーグはほぼ南米の選手がいない時代で異色の存在だったが、205試合70ゴールを記録した。
息子のトマス・アンヘルは2003年生まれの20歳。父が育ったアトレティコ・ナシオナルと2021年にプロ契約を結びデビューしている。
父親は185cmと大型のポストプレーヤーだった。息子はポジションこそ同じFWだが175cmで左足を得意としており、日本戦もその左足で逆転ゴールを決めた。
【関連記事】偉大な父親を追っている「二世のスター選手候補」10名
そっくりな息子の決勝ゴールに、父親であるフアン・パブロもInstagramのストーリーで炎の絵文字をつけて喜びを表していた。