いよいよ開幕が直前に迫ったFIFA U-20ワールドカップ。

コロナ禍によって4年ぶりの開催となる同大会はもともとインドネシアで開催予定だったが、イスラエル参加が決定したことにインドネシア国内で抗議の声が上がり、FIFAが開催権を剥奪。急遽アルゼンチン開催となった。

3月のU-20アジアカップで4強入りし出場権を獲得したU-20日本代表はすでに現地入りしており、15日には大会前最後の強化試合として開催国アルゼンチンと対戦した。

そのU-20アルゼンチン代表の指揮官はこの人が務めている。

アルゼンチンのレジェンドであり、元バルセロナのハビエル・マスケラーノだ。

日本は昨年、マスケラーノ率いるアルゼンチンとモーリスレベロトーナメント（旧トゥーロン）で対戦しているが2-3で敗戦。点差以上にインテンシティやスピードに圧倒された。

いわばリベンジマッチとなったが、試合は先制された後に松木玖生（FC東京）のゴールで追いついたものの後半に勝ち越しを許して1-2で敗れている。

この試合はメディア非公開で行われた。ただアルゼンチンサッカー協会が一部を動画でアップ。

久保建英も所属したマジョルカ時代に15歳でデビューした神童ルカ・ロメロ（現ラツィオ）が、日本相手にこんなドリブルをしていたぞ。

（動画 0:17～）

力強いドリブルで2人を翻弄！18歳になった天才アタッカーの実力を日本は見せつけられた。

試合には敗れてしまった日本だが手応えはあったようだ。

冨樫剛一監督が「一年前に対戦してものすごく気づかせてもらうことが多かった相手と、大会前に理想的なトレーニングマッチができたと思います」とコメントすれば、佐野航大（ファジアーノ岡山）も「今回は比較してもやられていない、勝ちに持っていけたという印象があります」と語っていた。

【関連記事】今年「ビッグクラブ移籍するであろうヤングスター」10選

大会は20日に開幕し、日本は21日(日)18:00（日本時間22日6:00）にU-20セネガル代表との初戦を迎える。

この大会の模様は、日本では「BSフジ」と「J SPORTS」が試合を中継する予定だ。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動！活躍する日本出身の5選手を紹介