地元リヴァプールで生まれ、リヴァプールのアカデミーで育成されたトレント・アレクサンダー=アーノルド。

彼はサッカーをやめた元アカデミー選手たちを支援する「After Academy」という取り組みを始めた。

『Guardian』によれば、現在、プレミアリーグのクラブのアカデミーと契約している少年は3,500人ほどいるが、9歳の時点でアカデミー契約した子供のなかでプロになれるのはわずか1パーセントだけだそう。

アンフィールドまで車で10分ほどの距離で暮らしていたアーノルドはアカデミー時代を経て、18歳でトップデビューを果たしている。

彼は8歳の時にリヴァプールと最初の契約をしたが、犠牲にするものも多かったという。

10歳になると怪我を避けるために学校の体育の授業から外された。12歳の頃には平日の夜に練習し、週末は試合をこなした。

トレント・アレクサンダー=アーノルド

「中学からサッカーが趣味ではなくなってしまった。

友達と遊ぶ時間もなかったし、家族で出かけるような環境にもなかった。もし、そうだったとしても不可能だっただろうね」