16日、明治安田生命J2リーグ第10節でFC町田ゼルビアと大分トリニータの首位攻防戦が行われた。

試合は、町田が23分に荒木駿太のゴールで先制すると、33分にも荒木、さらに39分にはエリキが追加点を挙げて前半で一気に3点を奪取。

大分も大挙詰めかけたサポーターを前に76分、宇津元伸弥のゴールで1点を返したが、反撃はここまで。前節2位に転落した町田が再び首位を奪還した。

そんな試合の流れを決定づけた先制弾が面白かった。町田が右サイドのコーナーキックを獲得すると…。

髙江麗央がショートコーナー。寄って受けた翁長聖がノールックでゴールライン方向へ流すと、抜け出す平河悠の足元へ。平河はワントラップから速いボールを入れるかと思いきやマイナスへ折り返し、フリーの荒木がゴールマウスへ流し込んだ。

改めて見てみると、荒木が最初に立っていたのはキッカーから一番遠いファーサイドのポジション!すぐそばでは味方選手3人が相手DFと駆け引きをしており回り込むタイミングが難しかったはずだが、フィニッシャーとして完璧な仕事をやってのけた。

セットプレーに力を入れる町田らしい、見事にデザインされたプレー。どれくらい練習をしたのか気になる…。

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ここ2試合勝利を手にすることができなかったものの、大事な首位決戦で勝点3をものにした町田。次節は22日(土)、7位のヴァンフォーレ甲府とアウェイで対戦する。

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