古橋亨梧、前田大然、旗手怜央、井手口陽介、小林友希、岩田智輝を保有するセルティック(井手口はアビスパ福岡にレンタル中)。
Jリーグを指揮した経験を持つアンジェ・ポステコグルー監督のもとで多くの日本人を引き抜いてきた。
ただ、かつてマンチェスター・シティなどでプレーした元イングランド代表DFマイカ・リチャーズは、BBCでこう指摘していた。
「彼らはいい選手も獲得したが、(他のマーケットで補強)しなければならない。
全員が同じマーケットで選手を狙うわけではない。
より大きいクラブはこういったマーケットを掘り下げたいかもしれないが、彼らには即戦力が必要。
日本人選手たちは学びたい意思があるし、セルティックは実力を発揮できる大きなクラブだ。
フィルヒル・ファンダイクのような選手があそこでプレーし、プレミアリーグに行くのだから、彼らの功績は非常に大きいし、それが続くのを願う。
ただ、彼らが活躍すればするほど、より高額になる。なので、いまはより多くの人間がそのマーケットを彫り下げようとしている。
彼らや獲得する選手たちにとってはいいことだが、悪いことでもある。
いまでは、普通ならそういう市場は狙わないより大きなクラブがセルティックのようなところから買わなくなるかもしれないからね」
元イングランド代表FWクリス・サットンなどはポステコグルー監督のアジア人補強を賞賛している。
ただ、リチャーズはもう一歩踏み込んだ解釈をしているようだ。セルティックがアジア市場を開拓したことで、より資金力のあるクラブがアジア人たちを狙い出し、結果的にセルティックが市場から弾き出されるかもしれないという指摘だ。
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なお、ファンダイクはフローニンゲンからセルティックに移籍した後にサウサンプトンに引き抜かれている(彼はアジア人ではないが)。