ラ・リーガ第23節、レアル・マドリー対アトレティコ・マドリーのダービーは1-1の引き分けに終わった。
レアルを救ったのは、18歳FWアルバロ・ロドリゲス。後半32分に投入されると終了5分前に同点ゴールを叩き出した(6分23秒から)。
コーナーキックからフリーで豪快なヘディングシュートを突き刺す!
彼は2004年生まれの18歳。ゴンサロ・イグアインの記録を抜いて、21世紀のマドリッドダービーにおける最年少ゴール記録を樹立した(18歳と226日)。
2020年にレアルの下部組織に加わった彼は193cmの長身レフティストライカーだ。
長身ながらウィングでも起用されるほどの機動力とフィジカルを兼備。最初は左ウィングだったというが、その後、ストライカーとして育成された。
同じように190cmを超える体格でスピードとフィジカルを兼ね備えていた元ノルウェー代表FWヨン・カリューと比較されている。ただ、本人はロメル・ルカクやアーリング・ハーランドが好きだとか。
生まれはジローナだが、ウルグアイにもルーツを持つ。父親コキートはウルグアイ代表でもプレーしたFWだった(両親がウルグアイ人という説と、母はスペイン人という説がある)。
U-18まではスペイン代表だったが、U-20からはウルグアイ代表としてプレーすることを選択。「決断したのは自分。とてもうれしいです。僕はウルグアイに心を寄せている」とその理由を説明しており、父がウルグアイへの鞍替えを説得したことは一度もなかったそう。
また、父によれば、6歳の頃にエル・クラシコでレアルが負けると涙したこともあったとか。11歳でジローナと契約して親元を離れると、その後、カスティージャでは憧れていたラウール監督から薫陶を受けて成長。
父は「息子が一人前になったのはラウールのおかげ。毎日アドバイスしてくれたし、調子に乗っていると感じたら地に足をつけさせてくれた」と感謝しており、ラウールは“第二の父”のような存在だとか。
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ただ、ダービー後にカルロ・アンチェロッティ監督はこう述べていた。
「(彼に求めたことは?) ボックス内で高さを出すこと。このような試合ではそれが必要。彼は脅威になっていた。
彼はわずかなプレーで、そのクオリティの全てを発揮した。彼にとっては特別な夜だ。彼はこの時期に役に立つと思う。
(来シーズンはトップチームでプレーする?)
来季はトップチームに入るだろう。彼は他の選手にはないクオリティを持っているからね。
年齢と身長は重要で、パワフルで、ボール扱いもいい、ヘディングは手ごわい。
シーズン終盤のこの時期に、彼が必要なのか、それともカスティージャが必要なのかを判断することになる。彼はその2つを両立させることができると思う。
ラウールと一緒に彼をうまくマネジメントしていくつもりだ。彼と話してみるよ」
指揮官は来季のトップチーム入りを断言している。