トルコとシリアでは大規模な地震の影響で3万人以上の人が亡くなる甚大な被害が出ている。

そうしたなか、トルコのトラブゾンスポルは17日にバーゼルとのUEFAカンファレンスリーグを戦う。黒海沿岸のトラブゾンは震源地から700キロほど離れており、この試合はホームで開催される。

ガラタサライやベシクタシュ、フェネルバフチェなどトルコの各チームはこの試合の応援に駆けつけてくれるように訴えている。試合の収益は被災者支援に寄付される予定になっているためだ。

トラブゾンスポルも「バーゼルとの試合では、色やエンブレムに関係なく、あらゆる人が集まってくれることを期待しています。スタンドで一緒に立ち上がろう」と呼びかけている。

対戦するバーゼルも被災者への支援に協力しているようだ。

在スイスのトルコ大使館は「UEFAカンファレンスリーグでトラブゾンスポルと対戦するバーゼルから被災された人達に送られる支援物資が、本日、我が国へ輸送される。バーゼルの皆さんには、心より感謝申し上げる」とツイートしている。

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トラブゾンスポルの会長は知事などと連携し、すでに防寒具などを被災地に届けているそう。

金曜の試合にはファンたちが被災地に送るための衣類を持って駆けつける話もあるようで、会長は「トラブゾンスポルの試合ではなく、トルコの試合と考えている。ここでのメッセージはとても重要になる。色はない。今、我々全員の色は黒。サッカーの色は黒。ファンが示す感受性は、おそらく何よりも大事だ。ファンが救いの手を差し伸べてくれるのであれば、一刻も早く地域に届けるのが我々の義務である」と話している。

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