2月1日からモロッコで始まるFIFAクラブワールドカップ。Jリーグで笛を吹いた経験もあるアンソニー・テイラー審判らが試合を担当する。

『Daily Mail』によれば、今大会では史上初の試みが行われるとのこと。

VARの介入があった場合、審判はマイクを通じてスタジアムの観客にそれを伝えるという。

これは、アメリカンフットボールやクリケットなどですでに採用されているもの。

反則などがあった場合、レフェリーの説明がマイクを通じてスタジアムに響き渡る。

NFLではお馴染みの光景だ。

今回のクラブW杯では、VARが判定に介入した場合に限り、審判はアナウンスを行う。信号を発信し、マイクのボタンを押して、判定を宣言する。

例えば、ビルドアップ中のファウルで得点が取り消された場合、「ゴールは無効。~番の選手がビルドアップ時にファウル」などとアナウンスする。NFLと同様に名前ではなく背番号をコールするようだ。

今回の試みが成功した場合、今年5~6月に行われるU-20W杯、7~8月に行われる女子W杯でも採用される可能性があるとのこと。

また、プレミアリーグの審判もこの1年ほど、VARにおけるコミュニケーションの改善に取り組んできた。観客やテレビ視聴者に向けたアナウンスを練習しており、リーグ戦で近く導入される可能性もある模様。

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ただ、現時点ではレフェリーとVARとの交信は、国際サッカー評議会によって禁止されている。

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