39歳にして昨年のワールドカップに出場したブラジル代表ダニ・アウヴェス。
昨年末にバルセロナのナイトクラブで女性に性的暴行を加えた容疑で逮捕・起訴された。聴取のために警察に出向いた直後に逮捕され、保釈なしで身柄を拘束されている。その後、所属クラブであるメキシコのプーマスは彼との契約を解除した。
『EL PAÍS』によれば、被害を訴えている23歳の女性は、アウヴェスから金銭的補償を受ける権利を放棄したという。
アウヴェスが有罪となった場合には慰謝料を受け取る権利があるが、それを拒否すると判事に断言したとのこと。彼女が求めているのは、正義がなされ、アウヴェスが刑務所で償うことだそう。
アウヴェスは容疑を否認しているが、法廷での主張は警察が収集した証拠と食い違っている。
彼は45分間で3度も異なる見解を示し、最終的には女性のほうから性行為に及んだと主張。それまでその話をしなかったのは、「彼女を守るため」だったと述べた。
女性は事件後に病院で検査を受けたが、その際、ドレスから精液が検出されたとされている。捜査側はVIPエリアのトイレで見つかったものと比較するためにDNA採取も行った。
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逃亡の恐れがあることから身柄拘束されたアウヴェスは、法廷で月収を聞かれた際に3万ユーロ(422万円)と答えたが、実際は30万ユーロ(4221万円)である契約書を突きつけられる場面もあったという。