昨年の中国超級リーグで18チーム中16位となって2部に降格した武漢長江FCが、経営破綻のため解散する可能性が高まっているという。
武漢長江FCは、かつて武漢卓爾や湖北武漢、湖北東方国旅などと呼ばれていたクラブ。2009年に創設されたあと、2012年に初の1部リーグ昇格を成し遂げた。
その際には1年で降格したものの、2018年には2部を優勝して1部へと復帰し、2019年には6位とかなりの好成績をあげていた。
しかし昨年は経営難に陥ったために給与の支払いが滞り、シーズン終了を前に勝点6を剥奪された影響で16位に沈み、2部への降格が決定していた。
そして中国のメディアでは「18日に正式な解散が発表される」と伝えられていたものの、それは結局延期されることになったそう。
クラブはまだ賃金の滞納の問題をなんとか解決しようと動いている状況にあり、あと少しの猶予を求めたようである。
ただ状況はまだかなり厳しい状況にあり、政府主導の救済措置が行われない限りは結局解散を避けることは難しく、いつ発表されてもおかしくないそう。
なお『163』によれば武漢長江以外にも現在多くのクラブが財政難に見舞われており、超級リーグや2部リーグに所属している10チームが解散の危機に直面しているとのこと。
中国のサッカーリーグでは現在、賃金の支払いを滞らせているチームが多く、1月31日までにそれが解消されたという証明書を提出しなければならないという。