現在ドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフに所属している日本代表MF田中碧。先日のワールドカップで活躍を見せてからさらに注目を集めている。
そして今回『Bild』が伝えたところによれば、田中碧がデュッセルドルフと結んでいる契約には「500万ユーロ(およそ7.1億円)の契約解除条項」が含まれているという。
この条項は2023年の夏から活性化されるものだとのことだが、逆に言えば夏まで待つと500万ユーロ出されれば売らなければならないとも言える。
そのため、フォルトゥナ・デュッセルドルフとしてはこの冬の移籍マーケットで500万ユーロ以上のオファーがあれば話し合うことになるだろうと伝えられているようだ。
田中碧自身は後半戦もフォルトゥナ・デュッセルドルフで戦うことを明言しているものの、現在クラブは財政的にそれほど恵まれていない状況にある。
この冬の移籍マーケットでも補強の予算が許されていないため、もし田中碧など選手が売れれば新戦力を獲得できるという立場にあるそうだ。
【関連記事】悔しさか栄転か…ワールドカップ「直後」に海外移籍した日本人11名
100万ユーロで川崎フロンターレから買い取られた田中碧であるが、すでにワールドカップの補償金などで50万ユーロほどの収入をクラブにもたらしており、経済的には非常に成功しているという。さらにそれが冬か夏に500万ユーロで売れるとすれば、フォルトゥナ・デュッセルドルフにとってはまさに掘り出し物になるはずだ。