ラ・リーガ第16節、王者レアル・マドリーは敵地でのビジャレアル戦に2-1で敗れた。
後半2分に先制された後、PKで同点に追いつくも、その直後にPKで勝ちこされ敗戦。
そうしたなか、レアルのスタメンが話題になっている。スペイン人選手がひとりもいなかったのだ。
GK:ティボー・クルトワ(ベルギー)
DF:エデル・ミリトン(ブラジル)
DF:アントニオ・リュディガー(ドイツ)
DF:ダヴィド・アラバ(オーストリア)
DF:フェルラン・メンディ(フランス)
MF:オーレリアン・チュアメニ(フランス)
MF:トニ・クロース(ドイツ)
MF:ルカ・モドリッチ(クロアチア)
FW:フェデ・バルベルデ(ウルグアイ)
FW:カリム・ベンゼマ(フランス)
FW:ヴィニシウス・ジュニオール(ブラジル)
Optaによれば、レアルのスタメンにスペイン人選手がいないのは21世紀のリーグ戦で史上初の出来事だそう。
また、『Marca』では、創設121年となるレアルにおいて、4436試合目で初めてとなる事態としている。
なお、控えには6人のスペイン選手が入っており、ルーカス・バスケスとマルコ・アセンシオが後半から投入された。
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ダニ・カルバハルを怪我で欠くレアルは、右サイドバックとしてミリトンを先発起用。試合後、カルロ・アンチェロッティ監督はその理由をこう説明している。
「ブラジル代表での彼をよく見てきた。
ルーカス(バスケス)のほうが右SBでのプレーに慣れているのは事実だ。
ただ、彼は(4日前のコパ・デル・レイで)90分プレーしており、やや疲れていた。
よって、フレッシュな選手を起用することを選んだ。
ミリトンはセレソンでは右SBとしてもいいプレーをしていた。
彼の攻撃はよかったし、守備については彼の問題ではない。チームとしてあまりにもオープンだった」
披露しているルーカス・バスケスの起用を回避するために、センターバックが本職のミリトンをサイドバックで起用したとのこと。その結果として、先発にスペイン人がいなくなった。