松本山雅FCは4日、「安田理大選手が現役を引退する」と公式発表した。

安田理大は1987年生まれの35歳。大阪府吹田市生まれで、地元のガンバ大阪でジュニア時代から育った選手であった。

2006年にトップチームへ昇格し、その後サイドバックにコンバートされたことでレギュラーを奪取。2007年にはU-20ワールドカップに日本代表チームの一員として参加し、いわゆる「調子乗り世代」の中心的な存在となった。

その後はフル代表へのデビュー、さらに北京オリンピック出場など実績を重ね、2010年にはオランダ・エールディビジのフィテッセへと移籍している。

3年後にJリーグへと復帰してからは数多くのクラブを渡り歩き、ジュビロ磐田、サガン鳥栖、ヴィッセル神戸、名古屋グランパス、釜山アイパーク(韓国)、アルビレックス新潟、ジェフ千葉、そして松本山雅FCと所属してきた。

昨年限りで松本山雅FCとの契約が満了になったことで退団していたが、このタイミングで現役を引退することになったという。

安田理大

「新しい年を迎え、ドキドキとワクワクが交差する・・・そのような気持ちで新しいチャレンジをする方も多いことでしょう。私、安田理大も2022シーズンをもってプロサッカー選手を卒業し、新しいチャレンジをすることに決めました。

1993年のJリーグ開幕から万博記念競技場で行われるガンバ大阪のホーム戦を欠かさず観に行っていた安田少年は、「俺は将来絶対にサッカー選手になる。」と心に誓い、青春を全てサッカーに捧げ、そして夢を叶えました。

プロ生活17年間、人生の約半分をサッカー選手として過ごせるなんて誰がイメージしたでしょう。いや、ほぼイメージ通りです。

(中略)

さぁ今年から安田理大の人生第二章がスタートします。2023年は卯年。年男の僕にはピッタリのスタートではないでしょうか。

兎にも角にも、たくさんのことにチャレンジします。二兎を追う者は一兎をも得ず?いや、二兎も三兎もたくさん追って全部仕留めます。

調子乗り世代なので調子に乗り過ぎて寝ている間にカメさんに追い抜かれないように、常に一歩でも前へ走り続けます。

そしてピョンピョンと飛躍する人生第二章にします。皆さん、そんな僕をどうかこれからもよろしくお願いいたします」

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