14日、カタールワールドカップの準決勝で、フランスとモロッコが対戦した。

フランスは準々決勝で難敵イングランドを撃破。一方のモロッコも、スペイン、ポルトガルを下して勝ち上がってきており、実力は明らかだ。

モロッコはこれまでの4バックではなく5バックを採用。フランスの左ウィング、キリアン・エムバペがあまり守備をしないこともあり、強みであるハキム・ジヤシュとアクラフ・ハキミの右サイドから容易にフランス陣へ侵入していく構図が序盤から見えていた。

しかし先制点を奪ったのはフランス。5分、アントワーヌ・グリーズマンがDFライン上でボールを受けて抜け出すと、キリアン・エムバペがシュート。これは阻まれたものの、こぼれ弾をテオ・エルナンデスがうまくボレーでモロッコゴールへ叩き込んだ。

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その後もフランスがたびたび決定機を手にしたが、オリヴィエ・ジルーが決められず。すると前半終盤、モロッコがセットプレーからフランスゴールに迫り、ジャワド・エル・ヤミクのオーバーヘッドをウーゴ・ロリスがかろうじて防ぐシーンもあった。

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先制されたこととセンターバックのロマン・サイスが怪我を再発させたこともあり、前半20分すぎから4バックへ変更したモロッコ。後半開始からより攻撃姿勢を高め、フランスが防戦一方になる時間もあった。

ただ、個々の能力が高いフランスはモロッコの攻撃を跳ね返し続け、迎えた79分、エムバペの個人突破から途中出場のランダル・コロ・ムアニ。シュートのこぼれ球を流し込み、待望の追加点を手にする。

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フランスはその後もモロッコの迫力ある攻撃をなんとかシャットアウトし、試合は2-0で終了。前回王者フランスが2大会連続の決勝へと駒を進めた。

アルゼンチン対フランスのカタールワールドカップ決勝は、日本時間18日(日)の24:00にキックオフされる。

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