アルゼンチン代表はワールドカップ決勝に進出し、リオネル・メッシは悲願の初優勝まであとひとつに迫った。

そのメッシはオランダ戦後に相手FWヴァウト・ヴェフホーストに「何を見てるんだ、馬鹿野郎。あっちにいけ」と言い放ったことが世界的な話題になった。

あの時、メッシにインタビューしていたのは、『TyC Sports』のガストン・エドゥル氏。同氏は、メッシが怒ったシーンについてこう説明した。

「当時はあのフレーズの意味を理解していなかった。全てがあっという間の出来事だったからね。

とはいえ、レオがあんなに怒っているのを見るのは衝撃的だった。

インタビュー前にロッカールームエリアでは、レオだけなく、両チームの選手たちがいさかいになっていた。

ただ、メッシは一番落ち着いているひとりだった。

オタメンディやラウタロ・マルティネスもいたし、どこからともなく、クン(セルヒオ・アグエロ)も現れた。

でも、レオはヴェフホーストが来ると怒った。PK戦でオランダはアルゼンチンを侮辱して大混乱になったからね。

そういうことがあったのに、彼はユニフォームを求めた。それで神経を逆なでしたんだ。

ラウタロが割って入り、レオはインタビューのほうに来た。でも、彼が振り返ると、やつ(ヴェフホースト)が悪者みたいな感じで立っていた。

すると、彼は『あっちへ行け』と言い出した。悪いことになってほしくなかったので、彼にこれは生放送だと3度伝えた。

あの場にはFIFAの人間もいたし、放送されたフレーズは衝撃的だったからね。でも、彼はほとんど気に留めていなかった。

準決勝進出とか、すごいパスとか、ラウタロのゴールとかを話したけれど、彼は全く聞いていなかった。

カッとなっていて、レフェリーやファンハールについて話していたよ」

険悪なムードになった試合後にヴェフホーストがユニフォーム交換をしにきた時点でメッシは怒っていたそう。

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ヴェフホーストのほうに悪気があったわけではないが、空気が読めていなかったということだろうか。

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