9日、カタールワールドカップの準々決勝で、クロアチアとブラジルが対戦した。

3日前のラウンド16では、クロアチアが日本とPK戦まで戦ったのに対し、ブラジルは韓国に4-1と快勝。疲労は当然クロアチアの方が残っているはずだが、序盤から積極的な姿勢でブラジル陣に攻め込んでいく。

今大会4試合で2失点のブラジルもこれを落ち着いて跳ね返し、たびたびチャンスを迎えるが、そこに立ちはだかったのがクロアチアの守護神ドミニク・リヴァコヴィッチ。ブラジルの決定機を次々と止めてゴールを許さない。

試合はスコアレスのまま延長戦へ突入。ブラジルは延長前半のアディショナルタイム、ネイマールがゴール前での連続ワンツーで抜け出し、ついにクロアチアゴールをこじ開けることに成功する。

これで勝敗は決したかに思われたが、クロアチアは終了間際の117分、カウンターから最後は途中出場のブルーノ・ペトコヴィッチ。左足で放ったシュートはマルキーニョスに当たってコースが変わり、ゴールへ吸い込まれた。

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PK戦へ突入すると、ブラジルの1人目ロドリゴをいきなりリヴァコヴィッチがストップ。一方のクロアチアは、1人目のニコラ・ヴラシッチ、2人目のロヴロ・マイェルが連続で真ん中に決めてみせた。

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結局、4人全員が決めたクロアチアに対し、ブラジルは4人目のマルキーニョスも失敗。ここ2大会で4度目のPK戦を4-2で制したクロアチアが、優勝候補のブラジルを破り2大会連続の準決勝進出を決めた。

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