6度目のワールドカップ優勝を目指したブラジル代表だが、クロアチアに敗れて準々決勝敗退となった。
延長戦でリードを奪うも、その後、同点とされると、PK戦の末に敗退。
Optaによれば、W杯の延長戦で1-0のリードを奪ったケースは13件あるが、敗退したのはブラジルが初だそう。
一方、PK戦でまたもヒーローになったのは、クロアチアGKドミニク・リヴァコヴィッチ。
日本戦で3人を止めた彼は、ブラジル戦でも1人目のロドリゴが放ったシュートを完璧に阻止した。
リヴァコヴィッチはW杯のPK戦で合計4度のシュートを止めた史上3人目のGKになっている。
試合後、ズラトコ・ダリッチ監督は「彼はやるべきことをやってくれた。1人目のPKを止めて、我々に自信を与えてくれた。そして、ブラジルは自信を失くした。彼にまたセーブされると恐れていたからね。試合全体で彼が違いを生み出した。相手にはチャンスがあったが、絶好調の彼が決定的なセーブで阻止してくれた」と賞賛。
また、リヴァコヴィッチ本人は「(PK戦の秘訣は)まずは僕らは経験豊富だし、戦士として育ってきた。努力を惜しまず、ベストを尽くす。それが成功の秘訣」と話していた。彼の妻であるヘレナさんは「プライド」というコメントとハートの絵文字で夫の活躍を讃えている。
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ちなみに、リヴァコヴィッチは、エリート一家の生まれ。父は副大臣経験者で、祖父は放射線科医、彼本人も外交と国際関係を学ぶために大学に入学している。
そんな彼と妻ヘレナさんは5年の交際を経て、今年6月に結婚。彼女は繊維学部を卒業するまでは、フィギュアスケートに長年かかわっていたそう。