2日に行われるFIFAワールドカップ・カタール2022のグループステージ第3節で対戦するウルグアイとガーナ。
この両チームといえば、2010年ワールドカップの有名な事件。準々決勝で対戦した両チームは1-1の同点で進み、延長戦でガーナの決定的なシュートをルイス・スアレスが故意に手で弾いたのだ。
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ルイス・スアレスはこれで退場し、ガーナにはPKが与えられたものの、アサモア・ギャンがこれを失敗。結局ウルグアイがPK戦で勝利し、ベスト4に駒を進めた。
サッカー界を震撼させたこの事件から12年。それ以来初めてこの両チームがワールドカップの舞台で対戦することになる。
『EUROSPORT』によれば、その試合前にルイス・スアレスは以下のように話していたとのことだ。
ルイス・スアレス
「僕はあのプレーについて謝罪することはないよ。
ガーナの選手がそのペナルティキックをミスしたんだ。それは僕じゃないし、自分はそれで退場している。
もし誰かを怪我させてしまったのであれば謝罪するけどね。アサモア・ギャンも、同じ状況にあれば同じことをすると言っていた」
ガーナではルイス・スアレスのことを「悪魔だ」という強烈なバッシングが行われ、今でも敵視されているという。
ただ、ガーナ代表のキャプテンであるアンドレ・アユーは以下のように話し、リベンジマッチではないと語ったとのこと。
アンドレ・アユー
「あの試合からチームに残っているのは僕だけだ。我々がどのように感じたかは誰もが知っている。
みんな気分は悪かったが、僕はこのワールドカップで次のステージに進みたいと思っている。リベンジかどうかは関係ないよ。
そうであろうとなかろうと、次のステージに進みたい。同じ決意と同じ勝利への渇望を持って臨む。
ガーナの人々がルイス・スアレスを許したとは思わない。ただ僕にとってはサッカーだ。彼はあの時そのような決断を下したんだ。それ以上話すことは何もない」