1日に行われたFIFAワールドカップ・カタール2022のグループステージ第3節、ドイツ代表対コスタリカ代表。

この2試合でまだ未勝利となっているドイツ代表は、勝ち点1しかないために勝利が義務付けられる試合。しかもスペインには得失点差でかなり差を付けられているため、できるだけ多くのゴールを決めなければいけない。

一方のコスタリカは日本相手に勝利を得たもののまだ勝ち点3。こちらは勝利すればグループ突破が決まる状況だった。

5バックのコスタリカを相手に、大量得点を狙うドイツは圧力をかけて攻撃を仕掛けていく。そして10分にはセルジュ・ニャブリのゴールでリードを奪った。

ところが後半、日本代表がスペインにリードしているという情報がスタジアムに伝えられると、そのざわついた雰囲気がドイツに伝播した。

そのエアポケットをコスタリカが狙い、58分にテヘダが同点ゴールを奪取。スコアは1-1となった。

さらにコスタリカは70分に追加点。フリーキックからファーポストでワストンが折り返し、中央でバルガスが合わせる。最終的にはノイアーのオウンゴールという記録になったが、コスタリカが見事に逆転してみせた。

ただ、諦めないドイツはそれからすぐにカイ・ハヴァーツが同点弾を決め、さらに85分にも逆転弾。スコアをひっくり返すも、日本代表がリードしているためドイツに勝ち抜けの可能性はまだ出ない。

一縷の望みをかけてドイツは89分にフュルクルクのゴールで得点を追加、スペインが追いつくことを期待したが…アディショナルタイムにはスタジアムに「日本勝利」が伝えられる。

【写真】8年前のW杯…ドイツ代表「ブラジル相手に7ゴール」伝説試合のスタメン覚えてる?

その瞬間、ドイツ代表とコスタリカ代表両者のグループステージ敗退が決定。互いにここで大会を去ることになった。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介