カタールで行われているFIFAワールドカップでは番狂わせが相次いでいる。
グループFではベルギーがモロッコに0-2で敗戦。後半28分に失点すると、後半ATにとどめを刺された。
ベルギーは2試合で1ゴールしか奪えていない。これはベルギーにとって、1930年大会以降でワーストとなる得点数。
ケヴィン・デブライネの「(W杯優勝の可能性は)ない。僕らは年をとりすぎている」という発言に、ヴェルトンゲンが「攻撃が酷いのは、彼ら(攻撃陣)が年を取りすぎているかもしれない」」と応戦するなどチームは不穏なムードに包まれている。
また、モロッコ戦後には守護神ティボー・クルトワが怒りを露わにするシーンもあった。
Thibaut Courtois was HEATED after Belgium’s 2-0 loss to Morocco 😮
(via @Saadalshatri_) pic.twitter.com/cxnq7o0H80
— ESPN FC (@ESPNFC) November 27, 2022
ピッチから引き上げる際、ベンチを思い切り叩いていたのだ。『Het Nieuwsblad』によれば、そのクルトワはこう悔しさを口にしていたそう。
「大失望だ。俺たちには残されたのはひとつだけしかない、木曜に勝つことだけだ。
2試合を終えた時点で理想的な状況ではない。(最終戦の相手)クロアチアは別格だが、不可能ではない。
どこが悪かったか?チャンスを十分に作り出せていなかったし、いいサッカーができなかった。
GKとして分析するのは難しいが、パス回しが不十分で相手の組織を崩せなかったと思う。
相手に決定機はなかったが、バカな失点をして、ビハインドになってしまった。
あそこでフリーキックを与えたのが最初のミスだった。相手は背を向けており、まったく必要ないものだった。
あのフリーキックは前半にもあった。ニアゾーンに多く選手を置いて、もっとうまく守らなければいけない。
GKとしては、あのボールを直接ゴールにされるのはバカなことだが、相手はそれを狙っていた。
(ニアにいる選手が)普通なら頭や足でボールに行かなければいけないが、あまりに簡単にやらせてしまった。起きてはならないことだ。
俺が驚いたか?自分のゴールキーピングが100%よかったとは思わないが、問題はニアへのボールはディフェンスのものだということ。
ボールを見て棒立ちするのではなく、ボールにアタックしなければいけない。ボールに向かって走らなければいけないのに、まったく何もしなかった」
フリーキックを決められた最初に失点に腹立たしさを感じているようだ。
ベルギーはグループ3位に甘んじており、最終節では首位クロアチアと激突する。