リオネル・メッシ、ネイマール、キリアン・エムバペという世界的スターが揃うPSG。
昨季まで監督だったマウリシオ・ポチェッティーノ監督は『Relevo』のインタビューでこんな話をしていた。
「自分たちに必要な経験だった、ビッグスターたちとともにやっていくことは。
困難な状況に身を置き、特別なクラブを機能させる挑戦だった。
(スターだらけのグループをどうマネージメントしたのか)
偉大な選手が多すぎたので、常に適応する必要があった。
バルセロナにメッシ、レアル・マドリーにクリスティアーノ・ロナウドがいるのは幸せなことだ。
だが、自分の居場所やナンバーワンを求める選手が多すぎると混乱が起きる。
最終的にはプレーする時は11人でひとつのボールを扱う。PKは誰が蹴るのか。それは監督が決めるものでもない。
(そういうグループをどう扱うのか)
マニュアルはないし、誰も説明できない。いまは我々の時の経験があるがね。
ケイロル・ナバスとジャンルイージ・ドンナルンマのような2人のナンバーワンを同じポジションに置くようなことだ。今はもっと簡単になった。
我々にあった能力は、全員に必要とするものを与えられるコンセンサスや柔軟性を持っていた人間たちだったということ。スポーツ的なことや家族などそれぞれの状況で必要とするものは異なる。
人々は結果しか見ないが、これには最大限の難しさがある。
(監督がメッシを頼りにできるのはどんな気分か)
ディエゴ・マラドーナがチームメイトだった時と同じようなものさ。
最高の選手が隣にいるのだから、彼にボールを渡す。特にPSGでの1年目はそれがなかった。
メッシにボールを渡す。彼のように決定的な選手がいるときは自分である種のことをやる必要はない。
彼の監督になれたのは嬉しかったよ。彼はあの年齢で、20年過ごしたバルサを去ったトラウマ的な状況から1カ月半後にコパ・アメリカから戻ってきたところではあったけれどね」