カタールワールドカップ開幕まであと20日を切った。
オランダ代表は2大会ぶりに本大会に出場する。そのオランダ代表で出場経験があるPSVのアンワル・エル・ガジが、モロッコ代表に鞍替えする可能性があるようだ。
27歳になる彼は20歳でオランダ代表にデビューした元逸材。ただ、2015年に2試合に出場して以降は代表から遠ざかっている。そのエル・ガジはNEC戦後にこう述べた。
「正確な状況は分からない。自分が知っているのは、モロッコ代表監督が鞍替えのために僕のパスポートを準備しているということ。
それは事実だ。W杯までに間に合うのかは分からないけれど、彼らは取り組んでいる。
自分の考え?可能性はあるね。
僕はその日を生きる人間だから、どうなるかを見てみる。頭にそれがあるのは確かだし、否定するつもりはない。
ただ、自分は単純に試合のリズムとプレーを取り戻したい。もちろん、可能であるなら、W杯への希望を心から取り去ることはできない」
エルガジはオランダ生まれながら、モロッコにもルーツがある。そのため、モロッコ代表は本大会までに彼を鞍替えさせようと動いているようだ。
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そのモロッコは本大会に導いたヴァヒド・ハリルホジッチ監督を8月に解任しており、現在はワリド・レグラギが指揮官を務めている。
オランダはグループAでカタール、エクアドル、セネガルと対戦。モロッコはグループFでベルギー、カナダ、クロアチアと対戦する。