国立競技場でセレッソ大阪対サンフレッチェ広島のルヴァンカップ決勝が行われた。

先日の天皇杯では決勝戦で6度目の敗戦を喫したばかりの広島は初のルヴァン優勝を目指す。一方のセレッソは2017年以来の優勝を狙う。

先日死去した元広島FW工藤壮人への黙祷でキックオフされた試合は、互いに譲らず前半はスコアレス。迎えた後半8分、セレッソFW加藤陸次樹が相手バックパスをかっさらうと先制ゴールを奪う。

広島ユース出身である加藤のゴールでセレッソが先制するも後半34分にDFマテイ・ヨニッチが退場。

すると後半アディショナルタイムに鳥海晃司がハンドをとられ、広島にPKのチャンスが訪れる。これをピエロス・ソティリウが決め、土壇場で1-1の同点に。

これで延長戦かと思われたその直後、コーナーキックからソティリウが足で押し込み逆転ゴール!

あまりに劇的な決着で広島が初優勝を遂げた。これまでJリーグ優勝は成し遂げたことはあったが、カップ戦を制するのは初となる。

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試合後は初優勝の広島の選手もまさかの逆転負けとなったセレッソの選手もともに涙を流していた。

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