2030年に行われるワールドカップ100周年大会の会場は、2024年に決定される予定となっている。
そして今回『BBC』などが伝えたところによれば、その候補地の一つにウクライナが加わることになったとのこと。
その形は、スペインとポルトガルの共同開催案に、ウクライナも開催地の一つとして参加するというもの。
UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長はワールドカップをヨーロッパに戻したいという決意を持っており、このプランをバックアップする方針を持っているという。
また、もちろんウクライナの大統領ヴォロディミール・ゼレンスキーもこの計画を支持しているそうだ。
5日にはスペイン会長のルイス・ルビアレス氏、そしてポルトガル会長のフェルナンド・ゴメス氏がUEFA本部を訪れ、ウクライナ会長のアンドリー・パヴェルコ氏と計画について確認したという。
ルイス・ルビアレス
「これはイベリア半島のみの入札ではなく、ヨーロッパによる入札である。我々のプランは以前よりもはるかに優れたものになったと確信している。
サッカーは普遍的なものであり、人々の生活を様々な形で変えることができるのであれば、善いことを行うために使われるべきだ」
なお、今後数ヶ月の検討でウクライナを計画に加える詳細なプランを決定するとのことだ。
現在ホスト国に立候補するかもしれない…とされているのが以下のプロジェクトである。
- アルゼンチン&ウルグアイ&パラグアイ&チリ共同開催案
- モロッコ単独開催案
- スペイン&ポルトガル&ウクライナ共同開催案
- エジプト&ギリシャ&サウジアラビア共同開催案
なお他にも韓国、オーストラリア、インドネシア、中国、アルジェリア、カメルーン、チュニジア、コロンビア、エクアドル、ペルー、カザフスタン、イスラエル、UAE、バーレーン、ニュージーランドなどが入札に関心を示しているとのこと。
ただ、FIFAの開催地ローテーション制においては、2034年以降までAFC加盟国での開催は不可能とされている。