キリアン・エムバペの移籍破談や欧州スーパーリーグ構想によって、関係性がこじれつつあるPSGとレアル・マドリー。
『Marca』によれば、レアルのフロレンティーノ・ペレス会長は、PSGのナースル・アル・ハライフィ会長について会合の場でこう述べたそう。
「スーパーリーグ構想で議論を終わらせることはできない。すでに欧州司法当局はUEFAのサッカー独占に疑問を呈している。
スーパーリーグは25パーセントの出場枠が空けてあるので、閉鎖的なリーグにはならないだろう。
最近、欧州クラブ協会の会長が、レアルは欧州クラブ協会を恐れていると言った。
我々は欧州クラブ協会会長にレアルとは何者かを思いださせるべきかもしれない(周囲から拍手)。
競争は我々のDNAに組み込まれており、このクラブはサッカー全体を守る責務がある。どこからの脅しも受け入れない。
スーパーリーグはまだ係争中であり、欧州サッカーを象徴するような判決で解決されることが期待されている。その判決が下った際には、サッカー界の状況を覆すために全員で取りくむだろう。
それは圧力のない議論の末の結果でなければならないが、クラブは自由でなければいけない。
レアルのサッカーに対する貢献に疑う余地などない」
欧州クラブ協会会長というのは、アル・ハライフィ氏のこと。
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アル・ハライフィ氏は、レアルがスーパーリーグ構想を立ち上げたのは競争を恐れているからなどとも述べていたとか。ペレス会長はその発言に対して、レアルこそが最も競争に勝ってきたクラブだということが分かっているのかと反撃していたようだ。